環境問題はどの視点から見るかが大切なことだと思います。 本来はどの視点とかの問題ではないかとも思いますが・・・
今、日本には車が溢れかえっています。 車があることによる環境負荷は非常に大きいと思います。 車自体の燃料、排ガスはもちろん、車があるために道路が舗装され、 新しく作られる。 そして、毎年何万もの人が交通事故で亡くなっています。
しかし、車自体をなくそうという声は上がってきません。 そして各企業は「環境にやさしい車」とこぞって宣伝しています。
この根底にあるのは「経済」です。 つまり「環境」を考える時に避けて通れないのが「経済」だと思います。
原子力発電の問題も色々とあります。 以前、私も放射性破棄物や災害・事故などに放射能汚染、そのものに 不安を抱いていました。
しかしヨーロッパ諸国が脱原発になったのは、それだけではありません。
日本の科学技術庁が10年前に試算した「原発事故が起こった時の被害 総額」は100兆円と国家予算をはるかに超えています。 事実、ソ連が崩壊したのはチェルノブイリが引きがねになっています。
つまりヨーロッパ諸国は、それひとつの事故で国家が転覆してしまう 危険なものは脱却するしかないという結論になったのです。
日本でこういった事が一般的にならないのは「経済」「既得権益」が あるからにほかならないでしょう。ちなみに各電気会社は利益率が法律で決められています。つまり余剰利益は使わなければなりません。その莫大な余剰利益が宣伝広告費にまわっています。そしてスポンサーの機嫌を損ねる訳にいかないのがマスコミです。
「命」と「お金」、どちらが大切かと言われれば、ほとんどの人が「命」と答えるでしょう。 「環境問題」はゆっくりと進行しているので実感出来ないというところが問題だと思います。
しかし「環境」を考えることによって個々の意識が変わってきているのも事実だと思います。 |
西田栄喜 |
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